お一人様でも楽しいバスツアーは沢山あります
なかなか時間が作れなくて、夫婦で旅行に行くこともあまりなかったのですが、ゴールデンウィークに毫寺まで日帰り旅行をしてきました。
白毫寺は藤棚が有名なお寺で、開花時期には多くの観光客が訪れるスポットです。私達も藤棚が見頃の時期に行ってきたのですが、かなり見ごたえありました。
今回は白毫寺まで旅行に行った時のお話を紹介しようと思います。
私はサービス業をしているので、なかなか連休が取れません。ゴールデンウィークも仕事続きで、なかなか家族サービスできる時がなかったのです。しかし、たまには家族サービスしないと妻にも悪いと思い、ゴールデンウィークに取れた1日の休みを利用して日帰り旅行に行くことにしました。
妻にどこに行きたいか聞いてみると、兵庫県の丹波市にある白毫寺に行きたいというのです。私はどういうところか知らなかったのですが、九尺藤が有名な場所とのことでした。
私はあまり花に興味はないのですが、妻が喜ぶならと思い白毫寺に行く計画を立てることにしました。
ゴールデンウィーク期間が、九尺藤の開花時期らしいのでちょうど良いです。大阪に住んでいるので、白毫寺がある丹波市まではそれほど遠くありません。車でもそれほど時間がかからないので、車で行こうと思っていたのですがネットの情報を見てみると、開花時期は車がかなり込むようです。
駐車場もあるようですが、停められないと困るので電車で行くことにしました。
日帰り旅行当日、久々の旅行ということで私も妻もワクワクしながら家を出発しました。丹波市までは電車を乗り継いで、約2時間ほどの距離です。私の家からは新大阪駅が一番近く、そこから特急コウノトリ13号に乗り込みます。
ちょうど朝ごはんを食べていなかったので、駅弁を買って社内で食べました。駅弁も旅行の楽しみの1つですよね。社内では妻と色々会話をしました。普段は仕事が忙しく会話する時間もないので、私には貴重な時間でした。
篠山口駅で乗り換えをして、昼ごろに市島駅に到着しました。ここから白毫寺まではそこそこ距離があるのでタクシーに乗り込みます。最初は問題なかったのですが、途中でかなり道が混み始めました。予想通り白毫寺へ向かう車で大渋滞です。
妻と相談して、タクシーを途中で降りて徒歩で向かうことにしました。それほどの距離ではないので、散策しながら白毫寺に向かいます。白毫寺周辺エリアはとても静かで、自然も多いので歩いているだけで結構楽しめました。
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あまりにもの渋滞に、ちょっと予定とは変わりましたが無事に白毫寺に到着。拝観料は300円と、思っていたより安かったです。九尺藤が目当てでしたが、せっかく歴史あるお寺に来たので、まずは境内の探索をすることにしました。
入り口には石門があり、ここから境内散策がスタートしています。大きな木々に囲まれていて、とても雰囲気がある場所でした。石門を進むと太鼓橋が見えてきます。この太鼓橋は、手前が俗世界、反対側が仏たちの覚りの世界を表現しているようです。
橋の下には一心池があり、可愛い鯉たちが泳いでいます。そこを進むと薬師堂が見えてきます。古い建物のようで、かなり厳かな雰囲気です。夫婦で一緒にお祈りしましたが、かなりの人だかりで行列ができていました。色々なご利益があるようなので、白毫寺に来たらぜひお祈りしてみてください。
薬師堂の裏手には、熊野権現社という小さな建物がありました。熊野権現社の守護神として祀られているようです。大自然の中にぽつんとある建物で、自然の力強さのようなものを感じました。
境内を色々めぐりましたが、一隅碑や山門など色々なスポットがあってすごく楽しめました。どこも情緒ある落ち着いた雰囲気で、熟年カップルにもぴったりなスポットだと思いました。妻が一番気に入っていたのは本堂ですね。
本堂の周りにはスイレンやハス、ツツジなど色々な花々が咲き誇っています。草花が好きな妻にはたまらない場所だったようです。藤まつりが行われるほど、九尺藤が名物のようですが、それ以外にも楽しめるスポットがたくさんあったので、ぜひ一回りしてみてください。
とうとうメインの藤棚を拝む時が来ました。全長120mにも及ぶ藤棚で、本当にすごい迫力でした。事前にネットの写真でチェックはしていたのですが、やっぱり生で見ると全く違います。九尺藤は長いものになると180cmにも伸びるようで、まるで藤のカーテンの中を歩いているような感覚です。
花が綺麗と言われる色々な場所に行っている妻も、これほどの景色は見たことがないと言っていました。ゴールデンウィークということもあり、多くの観光客で賑わっていました。私達も色々な場所で記念撮影しました。一番すごかったのはライトアップです。
日没からライトアップがされるのですが、幻想的な雰囲気で映画や絵本の世界に入り込んだような気分が味わえます。最初はもっと早めに帰るつもりでしたが、ライトアップのために帰宅時間を遅らせて正解でした。ちょっと帰りが遅くなってしまいましたが、一生の思い出に残る日帰り旅行になって、夫婦ともども大満足です。